安倍首相はアメリカのトランプ大統領に取り入ろうと懸命。
それが、日本の安全保障にも自分の権力維持にも、
有益であると信じて。
しかし、トランプ氏はこれまでどんな評価を得ているのか。
以下のような指摘がある。
「ピュー・リサーチセンターが6月に37ヵ国で行った
調査によると、トランプを信頼しているとの回答は平均で
たったの22%。
バラク・オバマ前大統領は64%だった…
プーチンや中国の習近平国家主席…よりも5から6%低い」
「アメリカ国内でも、トランプの支持率は…ギャラップ社の
10月下旬の調べでは33%にとどまり、ウォーターゲート事件後の
リチャード・ニクソン、イラク戦争後のジョージ・W・ブッシュとい
った元大統領と同じくらい」
「政治家の主張の真偽を検証するサイト、ポリティファクトが
取り上げたトランプの発言は、『ほとんどウソ』『ウソ』『真っ赤な
ウソ』で7割近く」
「ワシントン・ポストがまとめた数字では、
就任100日で462回のウソ、つまり平均で1日5回近くも
ウソをついている」
「(トランプは)就任から10ヵ月たつが、
成立させた大きな法案は…ゼロ」
「オバマケア(医療保険制度改革)の廃止もできていない。
税制の見直しもできていない。
共和・民主両党が賛成するはずのインフラ整備関連法も通せていない」
等々(パトリック・ハーランのレポートより)。
更に「ロシアゲート」が今後どのような展開を見せるか。
安倍首相が腐心する、トランプ大統領との“親密アピール”大作戦。
果たして吉と出るか、凶と出るか。